ジョージアの歴史を学ぶ場所

ジョージア芸術宮殿、あるいは文化史博物館は、ジョージアの文化財を収蔵する博物館です。トビリシに位置するこの建物は、19世紀末に当時の著名な建築家パウル・スターンによって設計され、ゴシック建築とイスラム建築の好例となっています。この建物は、ドイツの王子コンスタンチン・オルデンブルク（1850～1906年）が、生涯の恋人アグラフィナ・ジャパリゼへの深い愛情の証として建造を命じました。

1927年、この建物は演劇博物館となりました。ザカリア・パリアシヴィリ、ピョートル・チャイコフスキー、フョードル・シャリアピンといった著名人の原稿やアーカイブを含む30万点以上の収蔵品を誇ります。コレクションには、希少な書籍、蓄音機のレコード、古いポスター、ペルシアの細密画、フランスの版画などが含まれています。中でも特に印象的なのは、1913年に制作された劇場の緞帳と、金や半貴石で装飾され、特別な刺繍が施された演劇、映画、振付の衣装コレクションです。